管理している戸建ての塗装工事がスタートしました。
築20年弱の建売住宅です。
この物件の物干し用金物は、掃き出し窓の両サイドの外壁に取り付けてあるのですが
なんと片方が外壁ごと落ちちゃったんです。。。
ありえない光景に驚いたのですが
原因は雨漏りによる柱の腐食です。
サッシを留めるのに両サイドに柱が入っているのですが、手抜き工事で防水をきちんとやっていなかった為に起きた事故です。
入居者も物干しが使えないと困るので、一応の応急処置で対応しました。
外見は綺麗なんですけど、中は見てみないと分からないですからね。
『結婚相手と家は中身が大事』
よく言ったもんですね~
まぁ、聞いたことないですけど(笑)
この戸建て住宅
入居者の奥さんに聞くと、そのほかにも雨漏りがあるとのこと。。。
先ほどの柱は雨で腐食してフワフワのパリパリ状態。
手でほじれます。
幸い全部まではいって無かったので、補修すれば問題なさそうです。
雨漏りはどこからか雨が侵入して起こるわけですが、サッシ周りと外壁、屋根は怪しい箇所です。
特に戸建ての場合は、外壁の材料によっては経年により亀裂が入り、そこから雨が入ることがよくあります。
サッシ周りも雨が溜まりやすい箇所なので、家を建てるときには防水をきちんと行わなくてはなりません。
また、屋根の材質についても経年で表面の塗料が劣化したり、結露により野地板が腐食する場合があるので、ある程度の年数が経ったらメンテナンスが必要です。
目安となるは北側の屋根の苔
陽が当たりづらく湿気が溜まりやすいので、カラーベストやコロニアルといった屋根材は経年で苔が出ることが多くあります。
この苔にも水分が溜まるので、苔が多く出てくると屋根材の裏にも水分が回る可能性があります。
陽が当たる南側の屋根と比べると全然違うので、一目瞭然。
屋根の下地材は結露やこうした水分で腐食する事があるので、やはりメンテナンスは必要ですね。
今回のお宅は今までそうしたメンテナンスを行っていないのと、そもそもの工事が手抜き工事のオンパレードだった為に、起こってしまった事が推測できます。
既に建てた業者が倒産しているとの事ですから、お金に忙しかったのでしょう。
そして更にビックリしたのが、屋根の頂点に付ける棟金物が無くなってる・・・
知らぬ間にどこかへ飛んで行ってしまったみたいです。
ここも良く見ると通常より短いビスで留めてあったので弱かったのでしょう。
今回の雨漏りに伴う塗装工事で発見できたのは不幸中の幸い。
知らなかったら屋根が腐って大掛かりな工事になるとこでした。
ちなみに、お隣の屋根の棟金物も浮き上がってますので時間の問題で飛びそうです。
今回は屋根も壁も全て塗装し、雨漏りを防ぐのが狙いです。
特にサッシ周りからの雨の侵入には警戒しなくてはなりません。
壁の亀裂にも強い弾性塗料を使い、コーキングもバッチリやります。
塗装も壁とサッシの隅までではなく、立ち上がり部分まで多めに塗ります。
これが雨の侵入を防ぐ塗装のポイントです。
それにしてもこの時期の外って高いとこだと風がダイレクトで寒いっす。。。
自然に鼻水が出ています。
やっぱり暖パンと極暖が必要ですかね。
ユニクロへ行きますわ。
ではまた。。。。