おはようございます。
今日は先日に引き続きシェアハウス問題についてです。
この昨年末から続くシェアハウス問題ですが
どうやらこの問題はさらに拡大しそうな予感がします。
仲間の不動産業者からもこの件については連絡が来ますが、情報交換するとさらに問題が拡大する背景が見えてきます。
ここ数年で一気に売上を伸ばした販売会社の中には、シェアハウスを自社の看板商品として販売し続けている会社もあります。
今はまだ表に出てきてませんが、こうした業者がこれから表面化するのではないかというのが私の予想です。
なぜなら、その販売スキームは家賃保証を前提に販売をしているからです。
いま問題になっているシェアハウスはこの家賃保証がストップしたことに端を発して、その問題が拡大してます。
シェアハウスを販売するにあたり、販売当初から空室だったり、賃料が想定よりも低い場合は販売会社は利益から補填しなくてはなりません。
もちろん販売する時点で満室なんてことはほぼありません。
賃貸は数ヶ月かけて入居者を付けて行くわけですが、その期間も当初の想定賃料を購入者に保証しなくてはなりません。
この時の賃料は、販売時の利益で補填しているわけです。
ですからこの仕組みで売り続けると、かなり高い確率で 『自転車操業』 になってしまいます。
売れているうちはいいのですが、この自転車が止まってしまったら・・・
かぼちゃの馬車と同じように 家賃がストップ してしまうことは予想できますよね。
そしてこの自転車操業がかなり厳しい局面に来ているのです。
先日もシェアハウス問題についてブログで書きましたが、問題が表面化したきっかけの『かぼちゃの馬車』の他にも、似たようなスキームで販売をしている業者は数多くあります。
そしてその販売する物件に融資を行う金融機関はほとんどがスルガ銀行です。
しかし現在は・・・
そのスルガ銀行がシェアハウスへの融資を全面ストップしています。
今後は訴訟問題などへも発展するとの報道もあります。
販売会社にとってスルガ銀行の存在はいわば生命線。
その生命線が断たれている状況がまさに 『今』 なわけです。
この問題が長引く状況の中、もはやスルガ銀行がシェアハウスへの融資を復活させる可能性は限りなくゼロに近いと言ってもいいでしょう。
そうなると、販売してその利益で赤字を埋めてきた事業モデルが成り立たなくなってしまう。
この 『逆ざや』 状態が続くと、家賃を保証には限界が来ます。
その限界が来た時に、かぼちゃの馬車と同じ状態になる可能性が非常に高いわけです。
これが家賃保証の怖さです。
家賃保証のリスクについてはホームページにも載せてあるので気になる方はご覧下さい。
【 家賃保証リスク 】 ⇒ http://1t-1s.com/risk2.php
ではまた。。。