賃貸管理会社と裁判は意外と身近です。

おはようございます。

今回は裁判について。

賃貸管理を行っていると、たま~に裁判所から不意打ちのようにお手紙が来ます。

今回もそう。

先月に簡易訴訟の訴状が届きました。

そして数日前に取下書が届きました。

今回の経緯は、弊社管理物件のオーナーが物件を売却し

最終的に物件を購入した方が簡易訴訟を起こしたわけですが、こちらとしては寝耳に水。

なぜなら物件の引き渡しと同時に全ての管理書類と保証会社の書類を売主へ戻し、変更の手続きを終了していた物件だからです。

ではなぜこうなったのか?

答えは・・・

仲介会社の怠慢です。

売却時に管理変更や保証会社へ送金先の変更、賃料の清算手続きをきちんと行っていなかった事で、何もわからない購入者が前管理会社へ訴訟を起こしたのです。

これを私は『とばっちり訴訟』と言います。

すぐにこの物件の売却経緯を確認。

もう1年も経ってますからね・・・。

訴状にあった賃料返還についても当時の入金を細かく確認していく。

保証会社からは他の入居者の賃料も一括で振込まれますが、毎月の入金内容を個別に確認しています。

変更しているはずの賃料が売却後も保証会社から弊社へ振り込まれていることがわかっていましたので

何度も売却を担当した仲介会社へ変更手続きと賃料の振込先を知らせるよう連絡を行っていました。

しかし仲介からは一向に連絡がないまま。。。

一連の経緯が確認したところで原告へ電話。

改めて原告側の内容を確認します。

そして弊社としては既に元のオーナーへ全て書類も送り、その際に間に入った仲介会社とやりとりも行っているのでこちら側の手続きは適切に終了していると説明。

しかも購入者の仲介会社がどこなのかも知らないし、ましてや仲介会社から一度も連絡が無いので急に訴状が来ても経緯がわからない。

それを話すと原告は驚いた様子。

〇〇さん(仲介会社)からも連絡が1度も無かったですか?と。。。

言っときますが、この〇〇は大手財閥系の仲介会社ですよ?

1度も連絡がないどころか、そこが仲介に入ってる事すら知りません。

なのでこちらからは、『これは仲介会社の怠慢ですからそちらとよく話してください』とお伝えしました。

弊社で調べた際に、引渡し後の賃料が4ヶ月分も保証会社から弊社に振り込まれており、何度も仲介会社へ連絡をしていたので、当然ながらその賃料を返金することはお伝え済みです。

ただし、5ヶ月分を請求してきていたので、購入時に翌月分は清算してることを確認していると説明。

清算書は売主のオーナーにご協力いただき、送ってもらいこちらで確認しました。

はっきり言って、この変更手続きも家賃清算も、その説明を怠ったのは仲介会社の責任です。

 

こういういい加減なことをされると、無駄な仕事が増えます。

時間と労力を返せと思います。

他社の尻を拭うのほんとに迷惑です。

 

最終的には弊社と仲介会社で連絡を取り、原告も納得した模様。

 

ただし、訴状の印紙代は負担してもらいたいと言ってると、仲介が言って来たので

『これは仲介の責任でしょう?』と一蹴。

図々しいにも程があるぞこの担当者。。。

 

滅多にないと前置きしておきますが

業務を行う中で、相手の言っていることが明らかにおかしい場合は、オーナーでも入居者でも仲介会社でも遠慮なく物申します。

 

ではまた。。。

 

 

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