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賃貸市場の変化

コロナ禍により賃貸市場にどんな変化があったのか?

結論から申し上げますと、空室が以前よりも長期化するようになりました。

例えばコロナ禍前であれば1か月で入居が決まっていた物件が、2か月~3か月かかっています。

ただし、一概にコロナの影響だけだとは思いません。

特にワンルームマンション(単身者用)賃貸マンションが都内では飽和状態になりつつあります。

我々事業者が見る情報でも、最寄り駅10分以内で築年数も同程度までで確認すると、募集が200件を超えるケースも少なくありません。

これは1部屋を埋めるのに200件のライバルがいるという事。

このライバルに勝つには何が必要か?

ここがいちばん難しい。

なぜなら、分譲マンションの仕様はどれも同じようなもの。

大きな違いはありません。

となると立地条件や細かな設備の違いでの少しの差。

特に駅からの距離や近隣の商店の利便性だったり

個々のライフスタイルによる優先度の違いだったり

賃料の少しの違いだったり・・・。

リモートによる働き方が職種によっては当たり前となり、そういう企業は会社も移転して事務所をミニマムにしています。

会社へ通わなくていい働き方が都内の賃貸市場にも大きな影響が出ているのは間違いありません。

この流れはまだまだ加速ると我々は予想しています。

一方で安定している物件も存在します。

どんなものかというと

築年数は古くても部屋の広さからする賃料が安めな物件

例えば30㎡もあるのに家賃は65,000円のマンションとか。

こういうマンションの入居者はなかなか引っ越しません。

比較的新しいマンションやアパートにはライバルが多数いますが

古くて広いのに賃料が低いマンションはライバルが少ないです。

投資で考えると古い物件を敬遠する方もいるでしょうが

古くて広めの物件は逆に投資チャンスだと思います。

ただし利回りはしっかり確保しないとだめですね。

物件が少なかったり、金融機関の融資が厳しかったりしますから簡単ではありません。

でも負けない投資をするなら個人的にはアリだと思いますよ。

出来れば1棟で買いたいところです。

当然ながら時間をかけないと出会えませんので、じっくり吟味する必要はありますね。

まぁ、投資スタンスは人それぞれなので、勝ちパターンを探す意味でも賃貸市場の動向は要チェックですよ。

ではまた。。。。