月別アーカイブ: 2015年4月

管理物件の種類について

投資用マンションの賃貸管理からスタートした当社ですが、現在では1棟のアパート・マンションから戸建て、

マンションの1部屋までと、全ての賃貸管理を行っています。

 

サイト名もこれら全てを表す意味で『一棟一室』としたわけです。

 

投資家ではないお客様からも、転居に伴ってご自宅のマンションを賃貸したいというご依頼や、家族構成の変化に伴い戸建てを賃貸したいというご依頼もいただきます。

 

このようなファミリー物件の場合、大手の賃貸管理会社へ依頼する方も多くいると思いますが、こうした大手の賃貸管理会社から弊社への管理移行もご依頼いただきます。

 

あるお客様は、大手では半年以上も空室だったそうで、弊社に移行してから1ヶ月で入居が決まった時には驚かれていました。

 

お客様いわく、

 

「大手に任せて半年以上も賃借人が付かなかったから、それくらい空くのは普通だと思っていました。」と。。。

 

マジか・・・。

 

私たちは投資用マンションに特化して賃貸管理を行って来たので、正直言ってこんなにのんびりしたオーナーに出会った事がありませんでした。

 

投資用マンションのオーナーは借入金や管理費・修繕積立金の支払いが毎月生じています。

その支払いの原資が賃料なわけですから、空室が長引けば支払いのみが発生し、生活がおかしくなってしまいます。

 

こうした現状を把握していると、入居者を付ける事に対する大きなプレッシャーを感じるのです。

期待に応える使命感と言ってもいいでしょう。

 

しかしご自宅を貸す方は・・・

 

一概には言えませんが、自宅を貸す方のほとんどは「貸せればいい。」という事をよく言われます。

 

投資用マンションの賃貸管理を行ってきたからだと思いますが、とてもハードルが低いのです。

 

だからと言って手を抜くことはありません。

いつもどおり普通にやるだけです。

 

おそらく私たちの『普通』と大手の『普通』に質の違いがあるのでしょう。

 

もし逆のパターン(投資用マンションの賃貸管理を大手に頼む)だったとしたらクレームの嵐になるでしょう。

 

 

いろんな物件の賃貸管理をやらせていただいたことで、私たちはこうした賃貸管理会社の意識の違いがオーナーに与える影響がとても大きいということを再認識しました。

 

間違いなく言えるとすれば、投資用不動産の賃貸管理は賃貸管理の中でもいちばんハードルが高いといことです。

 

お陰さまで多くの家主様から鍛えられ、独自にノウハウを積み重ねて来ました。

 

最近では他の不動産販売会社からの依頼でシェアハウスの賃貸管理も行っています。

 

こうした新しい分野についてもかなりのノウハウが蓄積されてきました。

 

1棟の物件についても建物の管理まで行っていますが、ここについてはまたの機会にお話したいと思います。

 

さて次回は、、、

 

不動産業務についてお話したいと思います。

 

 

ではまた。。。

 

 

一棟一室ドットコムについて

ホームページからお問合せいただくお客様からご質問いただく中でたまに言われるのが、

『賃貸管理を始めてどれくらいですか?』というご質問です。

 

おそらく会社概要等は既にご覧になっているのですが、ホームページが管理会社っぽくないので、

他の事業から新規に賃貸管理部門を作ったと思われているように感じます。

 

そういった方の誤解が無いように、今回はブログを通じて設立の経緯や現在に至るまでの経緯を、数回に分けてお話しましょう。

 

弊社は、平成20年に『賃貸管理会社』として設立・創業いたしました。

賃貸管理といってもワンルームマンション1部屋から戸建て、ファミリーマンション、1棟のアパートやマンションなど幅は広いのですが、弊社は主に投資用マンションを所有しているオーナー様の賃貸管理を行う事が目的でした。

 

なぜ投資用マンションのオーナーに絞ったのか?

 

もともと弊社の代表は投資用マンションの販売を行って来た営業マンです。

第一線で活躍して来たバリバリの営業マンです。

当時は100人入社しても3年間で残る社員は2人居るかどうかの世界。

ほとんどの社員が辞めてしまします。

そんな離職率なわけですから

購入してくださったお客様も突然に担当者が居なくなる。

そうなるとほとんどのオーナーは相談を誰にしていいのか分からなくて不安になります。

 

もちろん引継ぎはされます。

 

しかし・・・

 

まだ購入できる(ローンが通る)お客様なら更に物件を買っていただくために上司がフォローします。

 

反対に購入できない(ローンが通らない)お客様は引き継いだとしても放置状態です。

 

営業マンの中には「買えない人はお客さんじゃない」という者もいるくらいです。

 

買えないお客様は営業との接点が徐々に無くなり、投資用マンションをご購入頂いてからはグループ会社の賃貸管理会社との付き合いが中心となります。

もちろんその会社にも賃貸管理部門はありますので、いろいろと相談するお客様も多くいらっしゃいます。

 

しかし賃貸管理部門の社員は不動産投資についてほとんど知識がありません。

賃貸管理会社には投資用マンションの営業を経験した社員もいますが、多くは営業から子会社へ異動になった社員です。

そして異動する社員は、営業成績が悪かったり、営業がキツいので辞めたいと言い出した社員たちばかりで、第一線で活躍した営業マンは皆無です。

 

営業マンからすると、賃貸管理会社は『営業の墓場』と思う場所なんです。

そして異動する社員のほとんどが入社してから3年目までの社員です。

3年営業をやってもまったく売れない社員や、3年で2~3件の契約しか出来ない社員がほとんどです。

売れない社員は人よりも経験が少なく知識もありません。

ですから相談を受けたとしても、ほとんど答えることが出来ずに「たらい回し」状態になるのです。

 

こうした状態に嫌気がさし、他社へ管理を移行されるお客様も多くいらっしゃいます。

中には管理会社が変更できることすら知らない家主さんもいらっしゃいます。

 

このように投資マンション業界には特異な事情があります。

 

こうした状況を熟知しているからこそ、オーナーの受け皿となる賃貸管理会社の重要性を感じ、

また、購入してくださったお客様のためにも「サポートする会社が今後は絶対必要になる」との思いで、

賃貸管理会社を創業したのです。

ですから、弊社のスタンスは他の管理会社とはスタート時点から違がうと思います。

 

販売会社は売る側の都合でオーナーとお付き合いします。

ですから都合の悪いことは決して伝えません。

逆に賃貸管理会社は中立に判断できます。

こうした利害関係がオーナーに与える影響は、今後のマンション経営に大きく左右することになるのです。

 

ですから弊社は

様々な問題を抱える投資用マンションのオーナーが

「こんな会社あったらいいな。。。」

と思うようなサービスを「賃貸管理」という場で事業にしたのです。

 

さて次回は、、、

 

弊社の管理物件の種類についてお話したいと思います。

 

 

ではまた。。。