みなさん
明けましておめでとうございます。
さて、本日から業務再開です。
とはいえ世の中は今週末から3連休。
動き出すのは来週からでしょうね。
そういえば1年を通じて3連休がだいぶ増えましたよね。
我々には無縁の連休ですが・・・。
特に今月からは賃貸市場も繁忙期となります。
1月~4月の2週目くらいまでは賃貸が動きますね。
1年の中で賃料が最も高い時期です。
ここが終わるとゴールデンウィークモードに入り、しばらく止まります。
ゴールデンウィークが明けて7月末くらいまではボチボチ動きます。
そして8月に入るとまた止まる。
お盆休みが終わって少しするとダラダラと動き初めます。
ただし、たいして動きません。
9月もダラダラ。
10月はボチボチ。
11月から12月3週目まではダラダラ。
こんな感じの印象です。
漠然とした表現ですね(笑)
賃貸市場は1年を通じて動いてますが、動く層にバラつきがあります。
学生、社会人、法人、ファミリーのボリュームで変わります。
やはり入学や入社、人事異動のシーズンになると活発に動きますよね。
人事異動は会社にもよりますが、春と秋が多いです。
ファミリーの引越しはやはり春先。
これは転勤もありますが、入園、入学、転校のタイミングに合わせてですね。
推薦で大学に行く学生さんは早めに決まってますから、部屋探しも早い。
一番バタつくのは3月。
急な人事異動や大学の合否発表による短期集中です。
これが繁忙期になる理由です。
ただし、繁忙期だからといってのんびりしていてもダメです。
以前は単身者向けのマンションやアパートはすぐに決まりました。
でもここ数年で感じるのは、苦戦するケースがあるということ。
何故だかわかりますか?
物件がダブついてきてるんです。
投資用に単身者向けのマンションを販売するデベロッパーは毎年物件を供給しています。
同じエリアに2棟3棟と増えていきます。
アパートもそう。
建てて売る会社が増えてますし、土地の有効活用と言って地主に建築を勧める会社もある。
シェアハウスも増えてます。
その為、入居者は部屋選びの選択肢が広がるようになりました。
競争が激しくなっているんですね。
この現状は販売する営業マンは知りません。
分業制の販売会社は、売る部署と管理する部署が違うので、情報を得にくいわけです。
役割分担をしているわけですから、賃貸を気にせず販売に専念している。
だから売れるということも言えますが、逆に管理会社は大変です。
何が大変かというと、あらかじめ募集する家賃を設定して物件を販売しているから賃料を下げられないんです。
営業が販売した物件の賃借人を早く見つけないとクレームになります。
クレームが出た部屋から入居者を優先的に付ける、なんていう話も聞いたことがあります。
その為、販売時だけは家賃保証を行う会社も多いです。
こうした市場の変化を感じ取るのはやはり管理会社が早いです。
逆に管理会社は営業マンがどういうアプローチで販売しているかを知りません。
賃貸についてどうのような説明をしているのか、空室期間についてはどうのような話をしたのか・・。
こうした説明と現状が違ってくると、クレームになるわけです。
賃貸市場は生き物です。
各社の新規採用状況や人事によっても影響を受けますから、今年の繁忙期がどうなるかは終わってみないと分かりません。
東日本大震災の時には3月に動かずに4月や5月にズレ込みました。
逆に、関西の物件は盛況になりました。
原発事故の影響を恐れ、避難した方がいたからです。
アメリカ大統領選後から株価も上がり、大手企業は社内留保も増えているようですし、景気は上向きだとしたい安倍さんの思惑もある。
今年の賃貸市場にどのような影響があるのか、気になるところです。
管理物件がくれぐれもダブつかない事を願います。
ではまた。。。