第7回目の今回は『賃貸募集』についてです。
賃貸募集のタイミングは各社さまざま。
入居者が退去してから募集をする会社もあれば、退去前から募集をしている会社もあります。
ではどちらのタイミングがいいのか?
これは間違いなく退去前からです。
私たちは解約通知が届くと入居者へ確認の電話をします。
そして同物件と周辺の物件の空室(募集)状況を調査し、新規の募集賃料をオーナーへご提案しています。
オーナーからの回答が届くまでに募集図面を作成しておき、募集に備える。
そしてオーナーから回答が届き次第、募集を開始します。
退去前から募集をするには理由があるのです。
1.賃貸仲介業者の反響を把握できるから
2.賃貸仲介専門の会社が事前把握することで、入居者へ紹介しやすいから。
3.一般の方からの問い合わせもあるから。
こうしてなるべく早く情報を公開することで、賃貸募集にはいい影響があります。
私たちはこうした情報公開を惜しみませんが、中には情報を出さない業者も多いです。
とくに賃貸仲介を行っている会社が賃貸管理も行っている場合は情報を抱え込むケースが多いです。
気になる方は『賃貸管理の種類』をご覧下さい。
また、賃貸の申し込みや契約のタイミングも各社で違います。
退去前の事前契約をするか?しないか?
貸室を実際に見るまでは契約しないという賃貸管理会社もけっこうあります。
でもこれってどうなんでしょう?
収益を生むタイミングをどんどん遅らせていると思うんです。
当然ながら対象の部屋が二重契約になってはいけません。
でも同じマンションの同タイプの部屋をすでに見ていて、入居のタイミングが合わずに募集が出るのを待っていたという方もいます。
私たちはこういう方はOKだと判断しています。
もちろん確認のために退去してから部屋を見てもらいます。
逆に事前に申し込みはするけど、部屋を見てから最終的に決めます、という申し込みは断ります。
申し込みは優先予約ではありません。
このケースで契約が流れるケースも経験しましたので、そういう風にしています。
きちんと契約する意思があって申し込みをするのであれば話は別ですが、『軽い気持ち』の申し込みは受け付けません。
事前に写真を見たり、しっかりと検討したうえで申し込みをしていただく方のみです。
事前契約でもこうしたルールをきちんと作らないと、ダメなんです。
たとえば申し込みが入って、契約もすると言っていることを信じて他の募集を断っていたとします。
でも急にキャンセルになったらどうでしょう?
他の見込み客も逃した上に空室となるのです。
これはリスクです。
しかもオーナーの収益に直結します。
問い合わせいただいた方がまた戻ってくるとは限りません。
すでに他の物件に決めているケースもあるでしょう。
これでは収益を上げるどころか、逆に収益を減らしかねない。
こうしたリスクをコントロールするのも、賃貸管理業務をするうえでは重要です。
募集の仕方で結果が変わりますから、賃貸管理会社の意識は重要です。
良い管理会社は、今よりもっと良い方法がないか?常に新しい方法を探っています。
疑問を持たなければ成長しませんね。。。
ではまた。。。