- おはようございます。
賃料が安い物件の賃貸募集を出すと、高い確率で業者さんから聞かれます。
『生活保護者は大丈夫ですか?』と。。。
生活保護者だから入居がダメだということではなく、ザックリ言ってしまえば『まともならいい』というところに行きつきます。
いろんな事情があって生活保護手当てを受けているわけですが、こうした制度を逆手に利用して働かない人だと話は変わります。
生活保護者は家賃が役所から入金してもらえる場合もあるので、滞納しにくいと言う人もいます。
しかし生活保護者を審査する上で、その方の年齢や家族背景、働けない理由などはとても大事です。
ズルをして受給している人、または疑わしい理由の人は後々のトラブルが出てきます。
弊社の管理物件で生活保護者を受け入れ始めた頃、こうした考えの基となるトラブルがありました。
同じマンション内から、この生活保護者が騒いでいるとの通報です。
もちろん通報者はこの人が生活保護者だとは知りません。
確認すると、昼間から酒を飲んで1人で叫んでるというのです。
こちらが電話で話しても会話が成り立たない。。。
この様なケースは他のどの物件でもありませんでしたが、生活保護者が入居した途端発生したトラブルです。
他にも、ある生活保護者の方が他の入居者とトラブルを起こした事もありました。
自転車置き場のトラブルです。
自転車置き場は空いている場所に停めていいというルールで運営していました。
しかしこのトラブルとなった生活保護者は、ここは俺の場所だから退かせと言い、他の入居者とトラブルになったのです。
その後もこの生活保護者に対する他の入居者からのクレームもあった為、この方との契約更新を行わなかったケースがあります。
生活保護者の中には、キチンとしている方もいるのは事実ですが、そういう方は非常に少ないという印象です。
職探しを行って、前向きな方はトラブルが無いですが、理由をつけて働かないひとや、職探しではなく職選びをして働かないひとはトラブルを起こすケースが多いです。
こうしたトラブルは他の入居者へ悪影響を及ぼして、その方たちが退去するという事態に陥る事もあります。
だから生活保護者の審査はより一層神経を使って行わなければなりません。
不正受給も増えているわけですが、中には働くよりもお金がもらえるから働かないという事も聞きます。
心療内科に行けば、なんだかんだの病名を付けてくれるからと、それを理由に働かない人もいる。
こうした事実を極力見逃さないで見極めるのが生活保護者の審査では重要です。
嘘をついている人は、どこかつじつまが合わない部分があります。
これに気づくがどうかが重要です。
生活保護者にかかわらず、変な入居者を入れると後が大変です。
場合によっては他の入居者が退去してしまう事もありますから。
一人の人が及ぼす悪影響ってかなりありますよ。
賃貸の保証会社が通ったら契約するという基準でやっている管理会社もあります。
でもこれは常態化してはいけない最終手段なんです。
本当は断りたい。
自社の審査ではアウト。
でも空室期間や家主の収支や状況によって緊急性があれば最終的にこうしたジャッジをオーナーに選んでもらうこともあります。
言葉は悪いですが『目を瞑って入れてみる』ということです。
『背に腹は代えられない』
こんな言葉があるように、ホントに切羽詰まった方がいるのも事実。
こうした方の賃貸経営は綺麗事だけでは成り立ちません。
そんな場合に管理会社が出来るのは、最悪のケースを想定して保全をとること。
この保全というのは、契約形態だったり、書類だったり、法的な対処を含めて考えます。
これは独自で行っていることなので、オーナーは知らないかも知れません。
何気ない1枚の書類。
これが私たちの『価値』の提供です。
あれ?
なんか格好つけて終わった感じしますね(笑)
ではまた。。。。