賃貸管理をやっていると、オーナーからの相談がよくあります。
所有している物件の売却についてや、繰り上げ返済をするタイミングや物件の順番、買い替えや借り換え、自宅や相続物件のことなど・・・
そして一般的な賃貸管理業務とは関係ない相談もよくあります。
みなさん私たちが不動産業に精通していることを知っているのでこのような相談があるわけです。
私たちのもとには他の賃貸管理会社からの変更が多くあります。
多くの賃貸管理会社の社員は不動産実務を経験していません。
そのため、不動産業務について相談されても答えることができないのです。
なにか相談されれば、販売担当者へ聞いてくれと返答されます。
しかし販売担当者が既に会社を辞めていたり、そもそもの業務が自社の商品を売ることですから、たとえ聞かれても答えることができない。
担当を信用してマンションを所有したけど、気づいたら辞めていた・・・
よく耳に入りますが、不動産業ではこんなことが当たり前の業界です。
不動産というのは、購入してから手放す(出口)まで、もしくはいくつかの選択肢を持って購入するべきなのですが、なかなかそこまで考えていないのが現実です。
長期にわたり不動産を所有すると、自身の収入や家族構成といった生活の変化もあるでしょう。
ほとんどの方がこうした変化のときに初めて今後の所有について考え始めます。
そして必ずと言っていいほど『お金』の問題に行き着きます。
中には損をして売る方もかなりの人数でいます。
もし購入当初から『出口』を意識していたらおそらく損をすることはなかったでしょう。
私たちが賃貸管理業を始めたのは、私たちの知識と経験と実務が、このような方たちに必要だと感じたからです。
賃貸管理業界には不動産業に精通した人間が少ないです。
そこに私たちが『価値』を提供できるなら、役に立てることは多分にある。
そして必要な『価値』をいつも考えています。
賃貸管理業の最大の役割は、オーナーの収益を上げること。
そのためにどう進化していくかが、賃貸管理業に求められることだと思っています。
ではまた。。。