発信!発信!発信!賃貸管理業が情報発信する重要性。

世の中には賃貸管理の会社が多数あります。

 

私たちと同じく東京・神奈川・埼玉・千葉といった、1都3県を対象に管理している賃貸管理会社も数えきれないくらいあります。

 

ただし、賃貸管理について語っているブログやホームページは目にすることはほとんどありません。

個人的には少し違和感がありますが、投資用ワンルームマンションやアパート・マンション建築、中古のアパート・マンション投資。

『不動産投資』に関する情報は盛りだくさん。

不動産投資はこんないいですよ~♪♪

と言った具合にメリットを大々的に載せている。

まぁ、リスクについてはあまり書いてないですけど・・・

 

そうは言っても商品をアピールする努力しているんです。

 

こと賃貸管理に関してはどうでしょう?

賃貸管理を行っている会社で、賃貸管理の実務や業務内容をきちんとホームページやブログで書いているところはほとんどない。

書ける人がいないもしくはそこまで業務を理解していないといったところでしょう。

 

まずオーナーが賃貸管理会社を選ぶ基準は何か?

 

おそらく、初めに考えるのはその会社の規模でしょう。

選ばずにアパート・マンションを建築した業者や、販売会社にそのままお願いしているケースも多いでしょう。

もっと言えば、賃貸管理会社を選べることすら知らない人もいるでしょう。

こうした情報発信をしないと私たちのような賃貸管理会社は気付いてもらえない。

その会社の能力や考え方も理解してもらえない・・・。

 

みなさんは大手だから賃貸管理に関する能力が高いと思いますか?

私は決してそうは思わない。

むしろわれわれ中小の賃貸管理会社の方が能力は高いと感じる。

なぜなら個人個人の業務の幅が広く、その中で蓄積される知識は大手の比にならない。

実務的なことを言えば、多くの会社で退去の立ち会いや原状回復に関しても、ほとんどが外部へ丸投げしている。

実際に私たちのもとへ内装の依頼があるからわかるんです。

でもこうした実情を知らない方もたくさんいる。

 

能力が伝わらないのは、『賃貸管理』につて語らないから。

私はそう思います。

 

投資家としてオーナーになった方、持家を貸してオーナーになった方、相続でオーナーになった方。

いろんな事情でオーナーになった方がいる。

我々が賃貸管理について語り、その重要性に気づいてもらうことでそこに価値が生まれるのではないか。

そういう意味では、賃貸管理をそれぞれのオーナーに理解してもらえるように情報を発信しなければいけないと思います。

 

これは私たちだけではなく、他の賃貸管理会社も同じく情報発信することで、多くの方に『気づき』を与えることができるのではないでしょうか。

賃貸管理会社で自社の強みや、実務をきちんと語れる会社がどれほどあるのか?

そこにも問題があるでしょう。

本来、賃貸管理は不動産投資と密接に関係しています。

しかし不動産投資を知らない管理会社が多すぎるのも事実。

これは賃貸管理業界も改めなければなりません。

なぜなら不動産投資を知ることで、賃貸管理業務の重要性がとても理解できるからなんです。

極端な話を言うと、資産を減らしてしまうことになりかねません。

 

たとえば・・・

賃貸を楽に付けるために安い賃料で募集するという話があります。

しかし、賃料を下げることが利回りにどう影響するのか?

利回りに影響すると売却価格にどんな影響があるのか?

これを知ることが大事なんです。

 

仮に30戸の1棟マンションひと部屋3,000円賃料が下がったとしましょう。

そうすると年間の賃料が全体で1,080,000円下がります。

このマンションを売却する際に利回り8%で売るとなるとどうなるか?

ひと部屋3,000円が、売却時には1,350万円も価格が下がってしまう事になるんです。

 

分かりにくいかもしれないので、この金額がどうやって出されたか下記に計算してみましょう。

 

30戸のマンションの賃料を1部屋60,000円としましょう。

 

月額賃料  1,800,000円

年間賃料 21,600,000円

利回り8%で売却しようとすると・・・

2,160万円÷8%=2億7,000万円

(2億7,000万円の8%が2,160万円)

 

ひと部屋3,000円賃料を下げたら・・・

月額賃料  1,710,000円

年間賃料 20,520,000円

2,052万円÷8%=2億5,650万円

(2億5,650万円の8%が2,052万円)

 

賃料を下げる前と比べると・・・

 

2億7,000万円ー2億5,650万円=1,350万円

 

どうでしょう?

ひと部屋3,000円でこんなに違ってしまうわけです。

年間100万円以上の違いですから、年数が増えれば増えるほどその額は大きくなります。

こうしたことを知って賃貸管理業務を行うのと、そうでないのと、どちらが本気で考え、動くかはご理解いただけるでしょう。

 

不動産を貸すということはそこからは投資です。

別の言い方をすると、運用商品に変わるわけですよね。

 

オーナーの目的も多種多様にありますから、すべての方がこうしたレベルを求めるかはわかりません。

でも、賃貸管理を行う上で、こうした経験と知識が必要なときは必ずあります。

 

その時に応えられるかどうかということが、やはり重要でしょう。

 

そして各賃貸管理会社は何を得意とし、どのようなことに応えられるかをアピールすることも必要だと思います。

そうしたサービスの競争が賃貸管理の質も上げていくのではないかと思うんです。

 

残念なのは、こうした競争がほとんど行われない業界でもあるんです。

世の中が変化しているというのに・・・。

 

少なくとも私たちは進化する賃貸管理会社でいたいと思っています。

そして賃貸管理会社の枠を飛び越え、もっと大きな付加価値を提供できるようになることが、新しい『価値』を生み出すのだと私たちは信じているんです。

 

 

ではまた。。。

 

 

 

 

 

 

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