収益を上げる賃貸管理③『支出』

第3回目の今回は『支出』についてです。

 

 

不動産を貸す中で発生している経費は必ずありますね。

建物の規模が大きくなれば、建物自体のメンテナンス費用が掛かりますから、金額も大きくなります。

 

戸建ての場合は主に固定資産税。

 

投資用マンションは1室ごとなので固定資産税と管理費、修繕積立金。

 

1棟のアパート経営は固定資産税と清掃費用。
清掃はオーナー自らやっているアパートもありますね。

 

1棟のマンション経営は規模によりますがかなり多いです。
固定資産税、定期清掃、共用部分の消耗品、エレベーター点検、消防点検、受水槽点検、浄化槽点検、外壁検査などなど。

 

そのほかにも

 

こうした各維持経費のほかに支払う賃貸管理費。

 

オーナーの収入は入ってくる賃料収入から、この各経費が差し引かれて残ったお金が実収益となるわけですが、借入をしている場合は金融機関への返済がありますね。

そして残ったお金が本当の純収益となるわけです。

 

上記の各賃貸経営の中でいちばん経費が削りにくいのは投資用マンション。

なぜなら、建物管理費は自分一人の意志ではどうしようもないからです。

各所有者は物件の近くに住んでいるわけではなく、全国に散らばっています。

そのため、管理組合の運営はすべて業者に委任するケースがほとんど。

オーナー同士のつながりもないので、難しい。

 

その他の戸建や1棟のアパート・マンションはオーナーが1人のケースが多いので、自分の意志で決定することが可能です。

こうした支出を見直すことはすぐにでもできるので、是非やっていただきたい。

 

収入を増やすよりも確実な支出の削減で、オーナーの収益は実質的に増えます。

収益が増えるということは、リスクが軽減できる(余力が増える)ということですから、とても重要です。

 

増えた収益を借入金の繰り上げ返済に使うこともできますし、共用部分や貸室をグレードアップして賃料収入を上げることにも使えます。

販売会社に丸投げの建物管理はあまりいい話を聞きません。

少なくとも相見積もりを取るべきです。

 

私たちの経験上、ほとんどのケースで建物管理のコストは下がっています。

どう下げるかはまた別の機会に書きますが、収益を上げるうえでここを見逃してはいけません。

 

ほとんどのオーナーが賃料収入を増やすことにばかり目を向けています。

賃貸経営で収益を上げるには『収入を増やす』か『支出を減らす』の二つです。

 

そしてこれを実践することで『収入を増やし』『リスクを減らす』ことにつながります。

 

今すぐできること。

 

是非考えてみてください。

 

 

 

ではまた。。。

 

 

 

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