第2回の今回は『長期入居』についてです。
空室期間が長引けば、その部屋は収益を稼げていないことになります。
このロスをなくすには、賃借人にずっと入居してもらうのがいちばんです。
仕事の都合や家族構成の変化で退去することは仕方ありません。
また、収入が上がってもっと高い家賃の部屋に引っ越すひともいれば、彼氏や彼女と同棲を始める人もいる。
それぞれが何らかの理由で退去するわけですが、これらの理由に当てはまらない方の退去は何としても食い止めるべき。
なにせ退去する理由がないのに退去するわけですから。
ではどうするべきか?
当たり前のことをやればいいのです。
まずは要望(理由)をしっかりと聞くことが大切です。
解決できる理由であればクリアしなくてはなりません。
安定した収益を稼ぐには少しでも長く住んでもらうことが得策です。
人気の部屋で順番待ちなら話は別ですが、そんな部屋はなかなかありません。
とにかく長期的に住んでもらった方が収益性は高いです。
退去をするには少なからず理由があります。
こうした理由を聞いて、解決するのも賃貸管理には必要です。
だいたいは更新の時期に退去を考える方が多いでしょう。
この場合、更新料を払いたくないのか、それとも別の理由なのか気になるところです。
退去すると、空室期間が生じたり内装の費用などがかかったりするので、オーナーの出費が増えます。
なので理由によっては柔軟に対応しなくては損です。
もし更新料が理由であれば、半額にしてでも入居しててもらったほうがいい場合(時期)もあります。
入居者も引っ越し費用や原状回復の負担などありますから、本来であれば長く住んだ方がいいんです。
ですから、こうした対応も選択肢として考えておきたいですね。
もう一つ別のケース
理由もなく退去する方は初期費用の安い部屋へ移り住むことがよくあります。
裏を返せば、入居者に長期的に住んでもらうには、長期的に住んでくれそうな募集の仕方をしなくてはいけません。
最近目にする敷金0円物件。
空室対策の手段としてやっている部屋なのでしょう。
でも・・・
これはやめた方がいいです。
こうした物件に入居する方は退去するのも早いです。
あくまでも経験値ですが、初期費用が少なくて入りやすいイメージもあるかもしれませんが、更新のたびにまた似たような条件の部屋へ引っ越します。
逆にきちんと敷金や礼金を払う方の方が、入居期間は長いです。
長く住むつもりだから初期費用がある程度かかっても仕方ないという心理なのでしょう。
私たちが入居審査をする時の視点は別のブログで書きますが、長期入居を獲得するには、入居後の対応はもちろんのこと、実は入居前の審査が重要なんです。
それもちょっとしたこと。
お楽しみに。
ではまた。。。